その他

2020年07月12日

今回はゲームセンターでなくGCCXの関連本を読んだ話。
「ゲームセンターCX COMPLETE」を読んだので、その感想などを書いてみる。
(以下、他の本を読んだ時の記事)

 番組本「ゲームセンター『CX』」を読む
 番組本「ゲームセンターCX 3」を読む

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【中古】ゲームセンターCX COMPLETE / 太田出版
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番組本の4冊目となるこの本では、ゲームセンターCXの放送の最初の5,6年について、書名の「COMPLETE」の通りミニコーナーやイベントも含めたシーズンの全体を振り返っている。
(1,2冊目のような番組内容の書き起こし・丸写しではなく、座談会やランキング形式などでしっかり綴られていて読みごたえ十分)
有野課長やADさんなどスタッフへの長めのインタビュー記事が多く、普段聞けない裏話も多くて番組スタッフ好きにはたまらない内容。
(さらにカメラ阿部さんのマンガ、開発者インタビューと相変わらずバラエティに富んだ内容となっている)

以下、章ごとに簡単な感想など。

※「カメラ阿部さんのマンガが読めるのは番組本だけ!」(実際はもう一冊にも収録されてます)
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■有野晋哉10000字ロングインタビュー
・番組の始まりや、開始当初の頃にシーズン継続が決まった時などの経緯
・初期シーズンにやった企画「ポケモン100匹集め」の裏話
・たまゲーなどでぼそっと言ってた「共演者がほしい」などの一言の裏側
・入院の裏話
・当時のゲームライフ(DS「有野の挑戦状」のやりこみ、ご家族とやるゲームなど)

 DSソフト「ゲームセンターCX 有野の挑戦状」をクリア

★「GCCX博物館」で展示されていた入院時の課長の胸部レントゲン写真。患部を展示ってなんともシュール。
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■番組シーズン1~11ダイジェスト
・番組の名場面集(番組画像をたくさん交えて紹介。ミニコーナーの紹介や当時のイベントなどにも随所で触れている)
・放送オンエアリスト
・シーズンのふりかえり(酒井さん、岐部さんの座談会形式)


■スタッフインタビュー
初代AD東島さんから当時のAD中山さん(幻の山田さんは除く)、さらにAD以外のスタッフのインタビュー。
VE須田さん、演出藤本さんなど普段あまり表に出てこない方も登場。

★「GCCX博物館」で展示されていた、VE須田さんの写真でボケる「スダランカーの一言」。
 「須田タイム」「早帰り」「子持ち」などのネタは後任の府川さんが最近ちょっと受け継いでる感?
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写真入りでインタビューが載ってるのだが、約10年前ということで課長同様、スタッフの皆様もお若い。

なお、D中内さんはこの頃からレアキャラのせいか未登場だった。
あまりこういった場には出てこないが、本以外で語られてる記事だと以下などがある。

 こっそり支えてくれる人(3)中内ディレクター - ゲームセンターCXスタッフここだけ話


■スペシャル対談・藤原氏(魔界村)
・アーケード版・魔界村の難易度設定
・レッドアリーマーの攻略法(武道館で言ってたやつ)
・オープニング(アーサーが裸で墓地)の真相
・2周制度にした理由


■スペシャル対談・桜井氏(カービィ、スマブラ)
・ゲームを創る側から見た昔の高難易度ゲーム、そして今の万人向け難易度ゲームの作り方
・桜井氏が選ぶベストバウト(番組のエピソード説明のため一部岐部さんも参加)
・スマブラ開発の裏側(デバッグ、開発体制、スマブラへの他社からの参加オファーの扱いなど)


■ガメオベラ ~つっぱり大名外伝~
・カメラ阿部さんの力作マンガ。「GCCX博物館」でも生原稿が公開されていた。

 #gccx 15周年企画! #GCCX博物館 へ(渋谷HMV)

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■伝説の生放送プレイバック
2007年クリスマスの「カイの冒険」生放送の様子を時系列でリポート。
送られてきたFAXも一部紹介。(もちろん「カイやれ by 川口」もあり)

★「GCCX博物館」で展示されていたAD鶴岡さん製作の「カイの冒険」攻略用ジオラマ。
 敵キャラの1つ1つまで丁寧に作られてる超力作。
 微妙に柱が曲がってたりするのも手作りの苦労がひしひしと伝わってくる。
IMG_museum_gccx_kai_bouken_georama


■プロデューサーインタビュー
・菅Pへのインタビュー。番組開始の背景(制作サイド視点の話)
・この頃から次世代機(PS/SS)の解禁をいつにするか悩まれていた模様。その次、DSなどの解禁などについても検討。
・たまゲーの発祥(「コンティニュー」のコーナーが元になった話とか)、今後の遠征先候補など。
・「もし濱口さんだと上手だから番組的にうまくいかなかったかも…」とあるのが、今、「DX」や「○○生活」をやってるのを見ると面白い。


なお、他にも社内での有野課長の意外なオフショット(熱帯魚にエサやりするシーンなど)や、スタッフ勢ぞろいの記念写真(2008年頃。インタビューには入ってないが江本さん、渡邊さん、レアキャラ中内Dなどの姿もあり)などがあるのだが、一番の衝撃だったのが「GCCX on 太平洋」の最後で話題になった「C!X!」ポーズを若かりし頃の課長がやっている写真。
背後に「海腹川瀬」挑戦時のイラストがあり、その頃から「C!X!」ポーズはあった模様。
(とりあえず「C!」の一部だけ。気合の入った課長の表情とポーズ全体は本書でご確認を)
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ということでかなりの充実ぶりなので、初期シーズンのGCCXが好きな方なら今から読んでも十分楽しめる一冊かと思う。




 

(11:25)

2020年06月13日

今回はレトロゲーセンというわけではないが、旅行先で立ち寄った普通のゲーセンの話を適当に。
(基本的にレトロゲーム筐体がないとあまりゲームする気分は乗らないが、それでもたまには個性的なお店に当たることもあるので、なんだかんだ言って旅先でゲーセンやゲームコーナーがあればとりあえず入ってみる自分。「旅打ち」というとパチかスロかって感じだが…)

※階段にJR大阪環状線の駅名が書かれている謎演出も…オーナーさんの個性(電車好き?)が感じられると普通のゲーセン巡りも楽しいものです。
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というわけで今回行ったのは大阪・京橋駅のそばにある「ゲームセンター シャトーEX」。
(看板の「エンジョイ&エキサイト」という煽り文句がなんか古風でいい)
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「シャトー」でピンときた方(大阪の方なら特に)もいるかもしれないが、ここは有名なレジャー施設「京橋グランシャトービル」の1Fにある。
(昔ながらの電球で矢印などを作った電飾看板も出ている。サウナやマッサージ店、パチ屋、カラオケなどもあり「ニュー新橋ビル」のようなお父さん向けって雰囲気も感じる)

 ゲームセンターCXロケ地巡り(#108・「ニュー新橋ビル」)

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というわけで店内へ。
基本的には最新ゲームが多めの普通のゲーセン。
(なので、写真は少なめ。ガンダムのゲームの上には「ラブライブ!」のゲームの横断幕もあったりと若い世代向けのゲームが目立つ印象)
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2階へ続く階段を見ると、「電車でGO!!」(ビックリマーク2つの最新作)にちなんで階段部分にJR大阪環状線の駅名が書かれている粋な演出もあり鉄道ファン歓喜?
(新今宮、天王寺、寺田町、桃谷…って大阪の人しかピンとこないだろうけど東京でいう山手線のようなものと思ってくれればOK。新今宮駅周辺は新世界などが近く味のあるゲーセンもある)

 レトロゲーセン巡り・大阪・新今宮駅「かすが娯楽場」
 レトロゲーセン巡り・大阪西成・萩ノ茶屋駅「シンエイゲームセンター」

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この時は昼食を食べるため近所のお店が空くのを待つ時間だった(100円台~の格安メニューのあるお店。以下詳細)ので、とりあえずの時間つぶしにガンシューティング「HOUSE OF THE DEAD SCARLET DAWN」などをプレイ。
(短時間でスカッとできる意味では京橋にピッタリ?(「スカッ」の意味が違うかもしれないが))

 ドヤ街からお出かけ時のお食事(外食編:京橋駅・もとや南店)

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という感じでゲーセンの方は以上。

店を出ると近くに「関西だけやで!飲んでみて!!(↑)」とアピールのすごい自販機を発見。
「これめっちゃええやん!」と「BOSS とろけるカフェオレ」「伊右衛門 ほうじ茶」を薦めていた。
(大阪の自販機はたまにアピールがすごいのや安いのがあるから面白い(以下一例))

 こんな所にも激安自販機・大阪・梅田ダンジョンにて(2017・冬)

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といったところで以上。

いわゆるレトロゲーセンでない普通のゲーセンでも、オーナーさんの個性やその地方らしい何かが感じられると旅先感があってお得な気分になれる。



 

(12:16)

2020年05月16日

今回はゲームセンターでなく、ゲーム関連本を読んだ話を。
(関係するイベント「GAME ON」の写真とともに振り返ってみたい)

※懐かしのポールポジション。このずっと先にマリオカートがあるというレースゲームの歴史なんかもわかります。
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■「ゲームってなんでおもしろい?」
4年前に開催されたイベント「GAME ON」(詳細以下)と同時期に作られたゲームの歴史の解説本。
(当時、ゲームセンターCXの放送内でも有野課長が「菅さんのインタビューも出てます。あの人「桃鉄」しかしない人なのに…」とチラッと宣伝していたような)

 ポンからPSVRまで遊び放題・お台場「GAME ON」へ(2)

ゲームってなんでおもしろい?

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構成は大体こんな感じ。

●家庭用ゲームハードの紹介
アタリショックでおなじみ「ATARI VCS」から当時最新の「プレステ4」にいたるまで、ゲーム業界の30年以上にわたる家庭用ゲーム機器が名を連ねる。
(「GAME ON」で展示されていたレトロゲーム機の解説も多数載っていた)

 ポンからPSVRまで遊び放題・お台場「GAME ON」へ(1)

※「GAME ON」でも多数のゲームハードが展示されていたが、
 その中にあった1つがこの「コモドール64」。
 なぜか初代メガドライブのゲームパッドが接続されていた。
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個性的なボタン配置のゲームパッドが印象的な「Apple II」も展示されていた。
(チョップリフターが遊べた)
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●ゲームの成り立ち・歴史紹介
「テニスフォーツー」「スペースウォー」「ポン」などゲーム創世記の話から現代に至る歴史を解説。
(このへんは「あそぶゲーム展」でも筐体が展示されていたのを思い出す)

 GCCXロケ地巡り(#209・「あそぶ!ゲーム展」)(前編)

※「GAME ON」の会場の一角にも「スペースウォー」を動かしていた当時の機械が展示されていた。
 (隣のタイプライターが時代を感じる)
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●ゲームの仕組みの進化や面白さの理論解説
「ブロック崩し」で、ブロックが攻撃してきたり自機から弾を撃てるようにすると「スペースインベーダー」になります、などの流れを解説。
(「GAME ON」会場内に設置されたモニターで流れていたような内容。ゲームに夢中でゆっくり見られなかった方(自分のこと)にオススメ)
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●「歴史に残るビデオゲーム1000本」
ゲームジャンル毎に代表作を時系列でまとめたゲームの年表。

ゲーム黎明期の「スペースウォー」「スピードレース」が30年、40年をかけ、現代の「スプラトゥーン」「マリオカート」などに至るまでの作品の進化の流れ、系譜がわかるようになっていて、各時代ごとのタイトル名を追うだけで懐かしくてたまらない。
(例えばレースゲームなら、スピードレース→デスレース→ラリーX→ポールポジション…といった進化の流れ。縦スクロール→固定画面内で上下左右移動→スクロール画面で移動→3D視点といった進化)

※「GAME ON」で展示されていた「ポールポジションII」。
 片隅には「日本ゲーム博物館所蔵品」という小さなステッカーが貼られていた。
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 シンプルながら奥深い富士スピードウェイ(現実のサーキットは現在はコースレイアウトが一部変更)が懐かしい。
 トップスピードが400kmを越えてるのは冷静に考えると恐ろしい?(F-ZERO並みの早さ?)
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●「ゲームの履歴書」
ゲーム製作者や雑誌編集者など、ゲーム業界の著名人の好きなゲームベスト5をまとめたもの。
GCCXにも出た「ゲームセンターあらし」のすがやみつる先生、初期シーズンのインタビューに出ていた「ダビスタ」の薗部氏、さらに有名人枠で「バイオ4」の魅力を語る鈴木四郎アナ、「バカの壁」の養老孟司氏なども名を連ねていた。


●ゲーム開発者・関係者インタビュー
家庭用ゲームの始まりと言ってもいいファミコンの設計者から最新のPSVR設計者、他、「パズドラ」「マイクラ」など近年のヒットタイトル・スマホゲームの開発者や、業務用ゲームが集まる「日本ゲーム博物館」(GCCX on 太平洋にも出ていたが)の辻氏、日本でも地位を確立しつつあるプロゲーマー・梅原氏など多彩な方々が寄稿していた。

また、「日本ゲーム博物館」内の筐体写真も一部出ていて、「GAME ON」でも遊べた「アフターバーナーⅡ」や「G-LOC」、たまゲーでもおなじみの「ハングオン」「ゴルゴ13」、ミニコーナーに出た「FAMICON BOX」など、一部ゲームの紹介などもあり。
(いまや一部の旅館やフェリーなどでしか見られないかなりレア物となりつつあるFAMICON BOX)

 佐渡行きのフェリーにあった「時間制ファミコン」

※「GAME ON」で遊んだ「G-LOC」(最初のステージ選択画面)。
 筐体が揺れまくるせいか初級でもかなりの遊びごたえだった。
 (番組では有野課長がプレイ中に酔っていた気がする)
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「有野の挑戦」タイトルの「ケルナグール」などでおなじみ遠藤雅伸氏、初期シーズンで開発者インタビューに出ていた「パックマン」の岩谷氏、「クロックタワー」の河野一二三氏なども出ていた。
(「パックマン」についての話では、敵の正式名称は「ゴースト」で「オバケのQ太郎」世代だったことが関係していることや、敵の思考ルーチンの詳細など、GCCXのインタビュー(番組本(以下)にもまとめられてるが)とはまた違った話も色々出ていて必見)

 番組本「ゲームセンター『CX』」を読む

※「GAME ON」で遊んだ「ミズパックマン」。 アメコミっぽい絵柄と体型のイラストが印象的。
 外国のパックマンって色々な意味で驚かされる(パックマンの歴史を紹介するイベントもあったが…)。

 歴代パックマンが勢揃い!「PAC‐MAN(TM)GINZA STYLE」

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そして「ゲームセンターCX」番組プロデューサーである菅Pが寄稿したページもある。
番組の成り立ちや番組作りのコンセプトについて密度濃く語っていて、読んでから改めて番組を見るとより楽しめるかも。



といった感じで、時代もジャンルもバラエティ豊かな内容で、大判サイズで読みごたえ十分。

レトロゲーム世代でも今のゲーム世代でも楽しみやすく、読みたい人物やカテゴリの記事から読んで楽しむもよし、最終的にそれ以外の記事も読んでゲームの世界を立体的に理解するもよしの一冊かと思う。
(「GAME ON」を追体験したい方にもオススメだろう。今思えば本当にもう一度やってほしいくらい夢のイベントだったが…)

 レトロゲームからPSVRまで遊び放題「GAME ON」へ(3)


 


(11:16)

2019年10月12日

今回は、レトロゲームに関する本を読んだ話などを。
(ついでに以前紹介した「GAME ON」などゲームイベントで見かけた電子ゲームの写真も入れ込んでみたい)

 レトロゲームからPSVRまで遊び放題・お台場「GAME ON」へ(3)

※ネオジオミニやアーケード1upを思わせる小型ゲーセン筐体型の電子ゲームも色々と紹介。
 当時は今よりゲームセンターへの憧れが強かったのかも…
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●「懐かしの電子ゲーム大博覧会」
ゲーム史の中で「テレビテニス(初期の家庭用テレビゲーム)」「スペースインベーダー」と同時期に始まった「電子ゲーム(LSIゲーム、LCDゲーム)」の歴史について、本体写真やゲーム内容の解説などを交えて紹介した一冊。

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懐かしの電子ゲーム大博覧会 [ 山崎功 ]
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任天堂、バンダイ、トミーなど、メーカー別に多数の電子ゲーム機が紹介されていて、各社ごとのゲームの特徴を追うのもまた一興。
(任天堂は1989年頃まで2画面式のゲームを出していて、あの「ゼルダの伝説」も電子ゲームで出ていたりと意外な作品も)

1980年代前半ということで、インベーダー風ゲーム「ミサイルベーダー」など、同時代のテレビゲームの名作タイトルを小型の電子ゲームに移植した作品が多数出ているのを見てると、いわゆる「無茶移植」(8ビットゲーム機の頃、高性能だったアーケードゲームを色々工夫して家庭用に移植したような)を見てるようで興味深い。

・「FLクレイジークライミング」(写真右)
 LCDで描かれたビルではあるが、アーケード版同様にしっかり2本のレバーで登れる。
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・「パックマン」(写真左)
  電子ゲームなのにレバー2本で2人同時プレイが可能(パックマンバトルロイヤルの先駆け?)。
 描かれてる黄色い生き物はアメリカ風のパックマンらしい。
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・「スーパーギャラクシアン」 
 画面表示の制約のため敵の飛行ルートが2パターンくらいしかないが、本物をプレイしているような感覚になる出来の良さ。
 (有野課長が「GAME ON」の紹介番組でプレイしていた気がする)
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・「ドンキーコング」(写真左)。
 任天堂でなくコレコ社から出ていた。
 電子ゲームの画面でオリジナルの1面,4面を再現しているのは驚き。 
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他にも、「FLザクソン」「平安京エイリアン」「ムーンパトロール」など、アーケードゲームの電子ゲーム移植(?)が多数あったことが面白い。
連打勝負の「ハイパーオリンピック」も出ていたのはちょっと驚き。
(ボタンの耐久性が気になるところだが…2つのランボタンを交互連打する仕組みらしい)


そして同じく(?)1980年代ということで、「パクパクマン」「パックモンスター」「ハングリーパック」など、今なら版権問題になりそうなゲームが多数出ていたのも当時のおおらかさを思わせる。
(広告コピーは「『パワーエサ』を食べるPakPakMan」だったり、主人公の名前が「パック『ボーイ』」だったりとグレー感一杯。なお、タイトルが別名でもちゃんと本家に許可を得て出された品もあったりと奥が深い)

・「パックモンスター(Puck Monster)」
 本家パックマンに合わせてゲーム機は黄色。
 ゲームモード選択がスライドスイッチ式なのが電子ゲームあるある。
(PacでなくPuckなのも時代を感じる)
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・「マメゲーム」シリーズなどのパックマン
 (左の丸いやつ。三越のパックマンイベントにて撮影)

 歴代パックマンが勢揃い!「PAC‐MAN(TM)GINZA STYLE」

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海外版を含めると他の形のゲーム機も色々出てた模様。
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・「ゲキメツインベーダー」
 インベーダーも類似品色々。「撃滅」って言葉が物々しくて「地球最大の危機」っぽくてなんかいい。
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また、電子ゲームの形状も様々で、スタンダードと言ってもいい任天堂のゲーム&ウォッチ型、ドンキーコングなどの折り畳み2画面型の他、最近出た「ネオジオミニ」を思わせる小型ゲーセン筐体型、「バーチャルボーイ」「VR」の先取りのような立体視を使った双眼鏡型、一昔前の近未来SFを思わせる流線型フォルム(アタリ社のロゴみたいな)型、小型テーブルゲーム筐体型、さらにはゲームボーイを先取りしたかのようなカートリッジ交換型など、個性的なギミックも見ていて楽しく、ちょっと収集欲をそそられてしまう。
(「パックマン」は黄色い円形だったり…このへんはゲームセンターCXの企画コーナーでも紹介されていたが)

・世界初カートリッジ交換式LCDゲーム「マイクロビジョン」(写真右)
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・あのラルフベアが考案した「サイモン」 
(「バイトヘル2000」の「クサイモン」を思い出す)
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超・個性的なところでは、ガンダムのモビルスーツ型、革製の折りたたみカバーをつけたスマホのような手帳型、小さい画面と時刻調整ボタンで操作する腕時計型などもある。
「ゲーム&ウォッチ」のヒントになったのはサラリーマンがやっていた電卓遊びと言われるが、そこから派生した(?)電卓型ゲーム(横長の小さな画面でプレイするボクシング風のゲーム)も紹介。


横井軍平さんが製造に携わった「コンピュータマージャン・役満」(初代ゲームボーイのロンチタイトルにもなっていた麻雀ゲーム。鬼の強さの役満仙人)や、高橋名人でおなじみ「シュウォッチ(シューティングウォッチ)」も電子ゲームの1つとして紹介されていた。
(ついでにシュウォッチの2代目、続編のSFCコントローラ型のやつも)

シューティングウォッチ

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世界初のLSIゲーム「オートレース」(縦画面レースゲーム。LEDの線で車を表現した)、世界初の音声認識LSIゲームらしい「ノックアウトボクシング」などもあり、しっかりとゲームの進化の歴史を追える。


さらには当時の電子ゲームのCM映像の画面カット、広告カットも一部収録。
当時の有名タレントを使ったCMがあったほか、あの長寿マンガ「こち亀」の両さんが出てきて電子ゲーム「レースンチェイス」の宣伝をしたという驚きのコラボもあったらしい。


あとは90年代後半に出てきた電子ゲームとして、たまごっち、ミニテトリン(正式名称は「テトリン55」「テトリスJr」らしい)、デジモン、ポケットピカチュウなどもあり、電子ゲーム世代より若い方でも懐かしいと思わせる品も多数紹介。

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つい最近、秋葉原でミニテトリンの子孫のようなゲーム(GAME POKE UNLIMITED)が売られてるのを見かけた。
DSを思わせる折り畳み型でゲームボーイミクロ以上に小さくなっていて更なる進化を遂げていたのが衝撃…。
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ということで、昭和の電子ゲームの世界に浸りたい方にはもちろん、ゲームセンターCXつながりで言えば過去のミニコーナー「ゲーム&ウオッチ・ほっ時計ないよ」で電子ゲームに興味を持たれた方などにオススメの一冊かと思う。

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(10:41)

2019年08月16日

今回は、レトロゲームに関する本を読んだ話などを。

●「ファミリーコンピュータ1983-1994」
2003年にファミコン生誕20周年を記念して行われたテレビゲームの企画展「レベルX」にちなんで出版された本。
(出版社はゲームセンターCXの番組本などでおなじみ太田出版)

 番組本「ゲームセンター『CX』」を読む

ファミリーコンピュータ 1983-1994

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ちなみに「レベルX」は2003/12~2004/02に東京都写真美術館にて開催。
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ファミコンの歴史紹介や全部のゲームソフト展示、代表作品の試遊台が並ぶ当時としては画期的なゲームイベントだったらしい。
最近で言えば「あそぶ!ゲーム展」や「GAME ON」のようなもの?)

 「あそぶ!ゲーム展」の写真色々(京浜東北線・川口駅)
 ポンからPSVRまで遊び放題・お台場「GAME ON」へ(1)

イベントのチラシに(ほぼ?)全ソフトのパッケージが印刷されてたりと、ファミコンの全てを紹介するのがウリだった模様。
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さて、本の構成は以下のような感じ。

■ファミリーコンピュータソフト1252
ファミコンソフトのパッケージを並べた写真を交えた作品紹介。
(大判本で、結構大きな写真でパッケージを見られるのがありがたい。代表作は1枚ずつ、その他ソフトはある程度まとめて集合写真っぽく撮影されていた)
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「スーパーマリオ」などの代表作や「ポパイ」などの初期ファミコンソフトについては、作品説明も入っていて往年の名作の情報を復習できる。
(「バンゲリングベイ」のヘリの名は「シーアパッチ」、「マッピー」のマッピーとニャームコはロボットとして実在する、などのトリビア情報も盛り込まれていてついつい読み込んでしまう)

ソフトのパッケージが並んでるのを見ると、昔通った中古ゲームショップで棚に並んだパッケージを1個1個見ながらどれを買うか悩んだのを思い出す。
(箱の側面のデザインなんかも並べて比較するとメーカーの特徴が出ていて面白い)

「わんぱくコックンのグルメワールド」などパッケージ絵だけ印象的だがなんとなくスルーしたゲームも多々あったのを思い出したり。
(「Dの食卓」で有名なあの飯野氏の作品だと知ったのはつい最近の話だったりする)

 (関連)「ゲーム -Super 27 years life-」(飯野賢治)を読んでみた



ソフトのパッケージをじっくり眺めると「パックマン」には「NPM-4500」と4500円を示すことが書いてあったりとか、「バンゲリングベイ」では「by Will Wright」とゲームの作者・ウィルライトの名前がちゃんと入ってたりとか、「カラテカ」には「史上最強の必殺拳 from USA」と書いてあったりとか、「グーニーズ2」では「ヨーヨーが当たる!5000個」などの意外な発見も。
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「アイアムアティーチャー てあみのきそ」などのレアソフトもちらっと写ってた。
さらに、ほぼ名前だけだが「大和のマイトレード」など「ファミコントレード」(ファミコンで株取引する)のソフトも紹介されていた。

ついでに「●●のプリンセスがいっぱい」「●● 朝までファミコン」など今となっては出てはいけない人(?)が冠されたソフトも出ていたり、「爆笑!愛の劇場」というのがあって「人生劇場」と似たタッチの絵とフォントなんだけどメーカーが違う(タイトーでなくココナッツジャパン)ので当時謎に思ってたのを思い出したりとか、語りだしたら止まらない充実ぶりだった。



■クリエイターインタビュー
当時ご存命だった任天堂・前社長の山内博氏にはじまり、「スーパーマリオ」の宮本茂氏や「マザー」の糸井重里氏など任天堂の代表作に関するクリエイター、さらにファミコンのライバル機だったMSX、セガメガドライブで名作を開発していた「メタルギア」の小島氏、「ソニック」の中氏へのインタビューを収録。

山内氏がオンラインゲームについて「長時間同じソフトで遊ぶため新作ソフトが売れなくなる」と言っていて、いまや常識の月額課金やガチャによる収益という概念が当時はまだなかったことが興味深い。
(いまやソフトは無料(フリートゥプレイ)で、その後のガチャでヘビーユーザーに課金させればいいという…時代の流れとは怖いもの)


■ゲームハードウェア68
1983-2003の間に発売されたファミコン、任天堂のゲーム本体や周辺機器、および同時代の他社のゲーム機を並べた大判写真。
ソフトの写真と違い、机上にハードがざらっと並べられた状態で撮影したため判別が難しいものもあるのが残念だが、「野村ファミコントレード・通信アダプタセット」などのレア物もさりげなく並んでいるのがすごい。

 (関連記事)「ファミコンで株式入門」を読んでみた。


■コラム
上の2つでほぼ9割以上を占めていてお腹一杯なのだが、他にも「ゲーム機の進化における野球ゲームの演出」(「ベースボール」から「パワプロ」などへの進化)や「ゲーム画面とデザインの効果」(固定画面からスクロールへの進化など)といった興味深いコラムも添えられている。
(2003年までの20年間の進化を本書で見た上で、その後、今までの約15年のゲームの進化を思うと色々興味深いものがある)


ということで、ファミコン好きな方、ソフトのパッケージ画像で当時を懐かしみたい方にオススメかと思う。
(なお、ソフトの説明やインタビューなどの本文はほぼ全体について日本語の他に英語が併記されていて、外国人ゲームファンでも読みやすいだろう)

※ゲームセンターCXとのつながりでいえば、シーズン1のダイジェスト放送(BONUS STAGE)にて、有野課長がこのイベント(レベルX)を紹介するシーンが入っていた気がする。



 

(21:21)