その他

2019年10月12日

今回は、レトロゲームに関する本を読んだ話などを。
(ついでに以前紹介した「GAME ON」などゲームイベントで見かけた電子ゲームの写真も入れ込んでみたい)

 レトロゲームからPSVRまで遊び放題・お台場「GAME ON」へ(3)

※ネオジオミニやアーケード1upを思わせる小型ゲーセン筐体型の電子ゲームも色々と紹介。
 当時は今よりゲームセンターへの憧れが強かったのかも…
P1320203


●「懐かしの電子ゲーム大博覧会」
ゲーム史の中で「テレビテニス(初期の家庭用テレビゲーム)」「スペースインベーダー」と同時期に始まった「電子ゲーム(LSIゲーム、LCDゲーム)」の歴史について、本体写真やゲーム内容の解説などを交えて紹介した一冊。

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懐かしの電子ゲーム大博覧会 [ 山崎功 ]
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任天堂、バンダイ、トミーなど、メーカー別に多数の電子ゲーム機が紹介されていて、各社ごとのゲームの特徴を追うのもまた一興。
(任天堂は1989年頃まで2画面式のゲームを出していて、あの「ゼルダの伝説」も電子ゲームで出ていたりと意外な作品も)

1980年代前半ということで、インベーダー風ゲーム「ミサイルベーダー」など、同時代のテレビゲームの名作タイトルを小型の電子ゲームに移植した作品が多数出ているのを見てると、いわゆる「無茶移植」(8ビットゲーム機の頃、高性能だったアーケードゲームを色々工夫して家庭用に移植したような)を見てるようで興味深い。

・「FLクレイジークライミング」(写真右)
 LCDで描かれたビルではあるが、アーケード版同様にしっかり2本のレバーで登れる。
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・「パックマン」(写真左)
  電子ゲームなのにレバー2本で2人同時プレイが可能(パックマンバトルロイヤルの先駆け?)。
 黄色い生き物はアメリカ風のパックマンらしい。
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・「スーパーギャラクシアン」 
 画面表示の制約のため敵の飛行ルートが2パターンくらいしかないが、本物をプレイしているような感覚になる出来の良さ。
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・「ドンキーコング」(写真左)。
 任天堂でなくコレコ社から出ていた。
 電子ゲームの画面でオリジナルの1面,4面を再現しているのは驚き。 
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他にも、「FLザクソン」「平安京エイリアン」「ムーンパトロール」など、アーケードゲームの電子ゲーム移植(?)が多数あったことが面白い。
連打勝負の「ハイパーオリンピック」も出ていたのはちょっと驚き。
(ボタンの耐久性が気になるところだが…2つのランボタンを交互連打する仕組みらしい)


そして同じく(?)1980年代ということで、「パクパクマン」「パックモンスター」「ハングリーパック」など、今なら版権問題になりそうなゲームが多数出ていたのも当時のおおらかさを思わせる。
(広告コピーは「『パワーエサ』を食べるPakPakMan」だったり、主人公の名前が「パック『ボーイ』」だったりとグレー感一杯。なお、タイトルが別名でもちゃんと本家に許可を得て出された品もあったりと奥が深い)

・「パックモンスター(Puck Monster)」
 本家パックマンに合わせてゲーム機は黄色。
 ゲームモード選択がスライドスイッチ式なのが電子ゲームあるある。
(PacでなくPuckなのも時代を感じる)
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・「マメゲーム」シリーズなどのパックマン
 (左の丸いやつ。三越のパックマンイベントにて撮影)

 歴代パックマンが勢揃い!「PAC‐MAN(TM)GINZA STYLE」

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海外版を含めると他の形のゲーム機も色々出てた模様。
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・「ゲキメツインベーダー」
 インベーダーも類似品色々。「撃滅」って言葉が物々しくてなんかいい。
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また、電子ゲームの形状も様々で、スタンダードと言ってもいい任天堂のゲーム&ウォッチ型、ドンキーコングなどの折り畳み2画面型の他、最近出た「ネオジオミニ」を思わせる小型ゲーセン筐体型、「バーチャルボーイ」「VR」の先取りのような立体視を使った双眼鏡型、一昔前の近未来SFを思わせる流線型フォルム(アタリ社のロゴみたいな)型、小型テーブルゲーム筐体型、さらにはゲームボーイを先取りしたかのようなカートリッジ交換型など、個性的なギミックも見ていて楽しく、ちょっと収集欲をそそられてしまう。
(「パックマン」は黄色い円形だったり…このへんはゲームセンターCXの企画コーナーでも紹介されていたが)

・世界初カートリッジ交換式LCDゲーム「マイクロビジョン」(写真右)
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・あのラルフベアが考案した「サイモン」 
(「バイトヘル2000」の「クサイモン」を思い出す)
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超・個性的なところでは、ガンダムのモビルスーツ型、革製の折りたたみカバーをつけたスマホのような手帳型、小さい画面と時刻調整ボタンで操作の腕時計型などもある。
「ゲーム&ウォッチ」のヒントになったのはサラリーマンがやっていた電卓遊びと言われるが、そこから派生した(?)電卓型ゲーム(横長の小さな画面でプレイするボクシング風のゲーム)も紹介。


横井軍平さんが製造に携わった「コンピュータマージャン・役満」(初代ゲームボーイのロンチタイトルにもなっていた麻雀ゲーム。鬼の強さの役満仙人)や、高橋名人でおなじみ「シュウォッチ(シューティングウォッチ)」も電子ゲームの1つとして紹介されていた。
(ついでにシュウォッチの2代目、続編のSFCコントローラ型のやつも)

シューティングウォッチ

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世界初のLSIゲーム「オートレース」(縦画面レースゲーム。LEDの線で車を表現した)、世界初の音声認識LSIゲームらしい「ノックアウトボクシング」などもあり、しっかりとゲームの歴史を追える。


さらには当時の電子ゲームのCM映像の画面カット、広告カットも一部収録。
当時の有名タレントを使ったCMがあったほか、あの長寿マンガ「こち亀」の両さんが出てきて電子ゲーム「レースンチェイス」の宣伝をしたという驚きのコラボもあったらしい。


あとは90年代後半に出てきた電子ゲームとして、たまごっち、ミニテトリン(正式名称は「テトリン55」「テトリスJr」らしい)、デジモン、ポケットピカチュウなどもあり、電子ゲーム世代より若い方でも懐かしいと思わせる品も多数紹介。

テトリスJr.2 LT-02



つい最近、秋葉原でミニテトリンの子孫のようなゲーム(GAME POKE UNLIMITED)が売られてるのを見かけた。
DSを思わせる折り畳み型でゲームボーイミクロ以上に小さくなっていて更なる進化を遂げていたのが衝撃…。
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ということで、昭和の電子ゲームの世界に浸りたい方にはもちろん、ゲームセンターCXつながりで言えば過去のミニコーナー「ゲーム&ウオッチ・ほっ時計ないよ」で電子ゲームに興味を持たれた方などにオススメの一冊かと思う。


 

(10:41)

2019年08月16日

今回は、レトロゲームに関する本を読んだ話などを。

●「ファミリーコンピュータ1983-1994」
2003年にファミコン生誕20周年を記念して行われたテレビゲームの企画展「レベルX」にちなんで出版された本。
(出版社はゲームセンターCXの番組本などでおなじみ太田出版)

 番組本「ゲームセンター『CX』」を読む

ファミリーコンピュータ 1983-1994

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ちなみに「レベルX」は2003/12~2004/02に東京都写真美術館にて開催。
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ファミコンの歴史紹介や全部のゲームソフト展示、代表作品の試遊台が並ぶ当時としては画期的なゲームイベントだったらしい。
最近で言えば「あそぶ!ゲーム展」や「GAME ON」のようなもの?)

 「あそぶ!ゲーム展」の写真色々(京浜東北線・川口駅)
 ポンからPSVRまで遊び放題・お台場「GAME ON」へ(1)

イベントのチラシに(ほぼ?)全ソフトのパッケージが印刷されてたりと、ファミコンの全てを紹介するのがウリだった模様。
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さて、本の構成は以下のような感じ。

■ファミリーコンピュータソフト1252
ファミコンソフトのパッケージを並べた写真を交えた作品紹介。
(大判本で、結構大きな写真でパッケージを見られるのがありがたい。代表作は1枚ずつ、その他ソフトはある程度まとめて集合写真っぽく撮影されていた)
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「スーパーマリオ」などの代表作や「ポパイ」などの初期ファミコンソフトについては、作品説明も入っていて往年の名作の情報を復習できる。
(「バンゲリングベイ」のヘリの名は「シーアパッチ」、「マッピー」のマッピーとニャームコはロボットとして実在する、などのトリビア情報も盛り込まれていてついつい読み込んでしまう)

ソフトのパッケージが並んでるのを見ると、昔通った中古ゲームショップで棚に並んだパッケージを1個1個見ながらどれを買うか悩んだのを思い出す。
(箱の側面のデザインなんかも並べて比較するとメーカーの特徴が出ていて面白い)

「わんぱくコックンのグルメワールド」などパッケージ絵だけ印象的だがなんとなくスルーしたゲームも多々あったのを思い出したり。
(「Dの食卓」で有名なあの飯野氏の作品だと知ったのはつい最近の話だったりする)

 (関連)「ゲーム -Super 27 years life-」(飯野賢治)を読んでみた



ソフトのパッケージをじっくり眺めると「パックマン」には「NPM-4500」と4500円を示すことが書いてあったりとか、「バンゲリングベイ」では「by Will Wright」とゲームの作者・ウィルライトの名前がちゃんと入ってたりとか、「カラテカ」には「史上最強の必殺拳 from USA」と書いてあったりとか、「グーニーズ2」では「ヨーヨーが当たる!5000個」などの意外な発見も。
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「アイアムアティーチャー てあみのきそ」などのレアソフトもちらっと写ってた。
さらに、ほぼ名前だけだが「大和のマイトレード」など「ファミコントレード」(ファミコンで株取引する)のソフトも紹介されていた。

ついでに「●●のプリンセスがいっぱい」「●● 朝までファミコン」など今となっては出てはいけない人(?)が冠されたソフトも出ていたり、「爆笑!愛の劇場」というのがあって「人生劇場」と似たタッチの絵とフォントなんだけどメーカーが違う(タイトーでなくココナッツジャパン)ので当時謎に思ってたのを思い出したりとか、語りだしたら止まらない充実ぶりだった。



■クリエイターインタビュー
当時ご存命だった任天堂・前社長の山内博氏にはじまり、「スーパーマリオ」の宮本茂氏や「マザー」の糸井重里氏など任天堂の代表作に関するクリエイター、さらにファミコンのライバル機だったMSX、セガメガドライブで名作を開発していた「メタルギア」の小島氏、「ソニック」の中氏へのインタビューを収録。

山内氏がオンラインゲームについて「長時間同じソフトで遊ぶため新作ソフトが売れなくなる」と言っていて、いまや常識の月額課金やガチャによる収益という概念が当時はまだなかったことが興味深い。
(いまやソフトは無料(フリートゥプレイ)で、その後のガチャでヘビーユーザーに課金させればいいという…時代の流れとは怖いもの)


■ゲームハードウェア68
1983-2003の間に発売されたファミコン、任天堂のゲーム本体や周辺機器、および同時代の他社のゲーム機を並べた大判写真。
ソフトの写真と違い、机上にハードがざらっと並べられた状態で撮影したため判別が難しいものもあるのが残念だが、「野村ファミコントレード・通信アダプタセット」などのレア物もさりげなく並んでいるのがすごい。

 (関連記事)「ファミコンで株式入門」を読んでみた。


■コラム
上の2つでほぼ9割以上を占めていてお腹一杯なのだが、他にも「ゲーム機の進化における野球ゲームの演出」(「ベースボール」から「パワプロ」などへの進化)や「ゲーム画面とデザインの効果」(固定画面からスクロールへの進化など)といった興味深いコラムも添えられている。
(2003年までの20年間の進化を本書で見た上で、その後、今までの約15年のゲームの進化を思うと色々興味深いものがある)


ということで、ファミコン好きな方、ソフトのパッケージ画像で当時を懐かしみたい方にオススメかと思う。
(なお、ソフトの説明やインタビューなどの本文はほぼ全体について日本語の他に英語が併記されていて、外国人ゲームファンでも読みやすいだろう)

※ゲームセンターCXとのつながりでいえば、シーズン1のダイジェスト放送(BONUS STAGE)にて、有野課長がこのイベント(レベルX)を紹介するシーンが入っていた気がする。



 

(21:21)

2019年07月06日

今回は、レトロゲームに関する本を読んだ話などを。

■スーパーマリオランド・エンディング画面

初代「ゲームボーイ」のローンチソフト「スーパーマリオランド」のエンディング画面。
(結構前の「ゲームセンターCX」にて有野課長もクリアしていた)

ゲームボーイの素朴な音源が奏でるエンディング曲が結構印象的なのだが、その冒頭で画面下のスタッフロールに「PRODUCER G. YOKOI」とゲームボーイの生みの親・横井軍平氏の名前が流れるのも、今となっては印象深い。

※実は敵の数が増えた裏面があり、表面だけで物足りない方にオススメ。

 (参考記事)3DSVC・裏面もある「スーパーマリオランド」

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■「横井軍平ゲーム館」

古くは「ウルトラハンド」から「ゲームウォッチ」、さらに「ゲームボーイ」「バーチャルボーイ」などまで、任天堂にておもちゃやゲーム機の製作に携わった横井軍平氏へのインタビューを牧野武文氏がまとめた本。

インタビュー内容はおもちゃ・ゲーム機の製作の裏話のほか、横井氏の生い立ちや有名な「枯れた技術の水平思考」などの技術者論、任天堂の退職の経緯など多岐にわたり、任天堂フリークにはたまらない。
(インタビューが行われたのが横井氏が交通事故で亡くなる直前で、横井氏の全てが綴られた一冊となってしまったというのがちょっと運命的)

横井氏の作品といえばまず浮かぶのは「ウルトラハンド」「ラブテスター」といったおもちゃだが、他にも、あのルービックキューブを越えたとも言われるパズルゲーム「テンビリオン」やラジコンカー「レフティRX」などの隠れた遺作なども紹介されていたり、光線銃からの「ダッグハント」「ワイルドガンマン」などファミコン作品へのつながり、ゲームボーイの麻雀ゲーム「役満」の前に既に電子ゲームの「役満」があって通信対戦ができてたこと(さらに実はバグがあったこと)、アメリカでのファミコン売り出しのため実はすごく重要だった任天堂ロボットのコンセプトなど、任天堂の歴史の中での横井氏の存在の大きさを改めて実感させられた。
(当時の任天堂社長・山内氏やマリオでおなじみ宮本氏など開発スタッフとのこぼれ話も随所に盛り込まれていて、読み進める度に任天堂についての興味が高まる)

横井軍平ゲーム館: 「世界の任天堂」を築いた発想力 (ちくま文庫)

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※「ラブテスター」は以前のロケ地巡りで紹介した「柴又ハイカラ横丁」のおもちゃ博物館にもあったのを思い出す。

 GCCXロケ地巡り(#32・柴又駅「柴又ハイカラ横丁」)(追記)


※余談を言うと、「『ヨッシーのたまご』で、受け皿の方を動かすアイディアを提案」といった内容も出てきて、ふと、過去に読んだ「ゲームセンター『CX』」の番組本で、田尻智氏のインタビューの中で出てきた横井氏のエピソードを思い出したり。

 番組本「ゲームセンター『CX』」を読む


※ちなみに、同じ牧野武文氏の著書で「任天堂ノスタルジー 横井軍平とその時代」というのもある。

こちらでは「横井軍平ゲーム館」の後日談や書ききれなかった話の追記、横井氏が任天堂退職後に立ち上げた会社「コト」での活動内容、横井氏の直筆スケッチなどがあり、こちらも貴重な内容が多いので併せて読むのにオススメかと思う。



※さらについでに、「ゲームの父・横井軍平伝」という著書も。

こちらも一部内容は似ている部分があるが、横井氏の開発したおもちゃのカラー写真や横井氏のオフショット・若い頃の写真、さらにバーチャルボーイやワンダースワンの一部設計図などが収録されていた。

ゲームの父・横井軍平伝 任天堂のDNAを創造した男

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(09:55)

2019年05月11日

2018年、番組の15周年企画で開催された「ゲームセンターCX博物館」(詳細以下記事)の展示物のうち、岐部先生に関係するものを一部紹介。
(次の20周年?でもこの手の企画に期待したいです)

 #gccx 15周年企画! #GCCX博物館 へ(渋谷HMV)
 http://tama-game-retro.blog.jp/archives/74923933.html


★岐部先生のマジギレ(したように見える)の瞬間

2018年、番組の15周年企画で開催された「ゲームセンターCX博物館」の番組名場面のフォトパネルの中にあった一枚。
(一応下半分だけトリミング。全体の表情は番組OA等でご確認を)

「有野さんが、新幹線を…乗り過ごしました」と菅さんが言った瞬間の岐部先生の表情、カメラワーク含め見てる側にも緊迫感が伝わってきた1シーンでした。

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★番組のナレーション原稿

博物館に展示されていたナレーション原稿のコピー。
映像に合わせて秒単位でセリフをあてはめていて、毎回の作家さんの苦労が窺われます。

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■「ゲームセンターCX作家岐部の挑戦」(岐部昌幸・著)

「ゲームセンターCX」でおなじみの構成作家・岐部先生の著作第3弾。
(以前の記事で感想を書いた「ボクはファミコンが欲しかったのに」、そして第2作「世にもふしぎなゲームの物語」に続く)

 (関連記事)「ボクはファミコンが欲しかったのに」を読む
 http://tama-game-retro.blog.jp/archives/32798863.html

世にもふしぎなゲームの物語

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タイトルの通り、「ゲームセンターCX」の番組立ち上げから現在に至るまでのエピソード、番組裏話などが綴られた一冊。
(番組立ち上げの前、岐部先生が上京して放送作家になるまでの苦労話も入ってるのが興味深い)

番組立ち上げ時の方が意外性のある話題が多いせいか、シーズン1~10までの話題(特にレジェンドADとも言われる最初のお三方+井上さんあたりの話)が多い印象。
ただ、その後の24時間生放送、海外ロケ、ゲーム化、映画化、博物館(以下関連記事)など最近の話題もちょいちょい入っていて、新旧ファンともに楽しめる内容となっている。

 #gccx 15周年企画! #GCCX博物館 へ(渋谷HMV)
 http://tama-game-retro.blog.jp/archives/74923933.html

また、番組がかれこれ15周年を迎えるほどの長期間ゲーム番組に携わってるだけあり、「コンゴボンゴみたいな短いループ感」「ぷよぷよランド建設に匹敵するような斜め上案件」といったレトロゲームに絡めた言い回しの多さもさすがGCCX放送作家といった感じ。

番組の裏話としては、ロケや本番中、ミニコーナーの収録、編集作業などほぼ番組全体についての話題がカバーされていた。
番組第1回のタイトーへのロケ、DS用ゲーム開発(以下関連記事)、10周年映画制作(岐部先生の過去の本のエピソードとの関わり)、などについて現場の生のやり取りが事細かに綴られていて舞台裏のダイジェスト映像を見てるようで、OAを見直してチェックしたくなるほど。

 番組本「ゲームセンター『CX』」を読む
 http://tama-game-retro.blog.jp/archives/75758247.html
 DSソフト「ゲームセンターCX 有野の挑戦状」をクリア 
 http://tama-game-retro.blog.jp/archives/54173798.html

過去の番組本(3冊目、詳細は以下記事)でちらっと書かれてた、笹野さんの初ディレクターの回の苦労が実は想像以上に深刻だったという話(番組本ではかわいいマンガで描かれてて深刻さが薄まってた感)や、AD時代のイノコMAX伝説について岐部先生がかなり呆れて関係悪化した時期があったらしいことなど、今だから話せるような突っ込んだ裏話も多く、最後までハラハラしながら読めた。

 (関連記事)番組本「ゲームセンターCX 3」を読む
 http://tama-game-retro.blog.jp/archives/72028158.html

ということで、ゲームセンターCXファン(特にゲーム内容より番組スタッフが好きな方)なら文句なしに楽しめる必読の一冊だと思う。
(個人的には、OAでは人見知りな部分や生放送冒頭でいじられるのが目立つ元AD/AP・中山さんが、写ってない所で実はすごく気配りのできる人、課長思いの人だというエピソードがとても印象的だった。(格闘ゲーム推しなだけじゃないぞと))

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※ちなみに、私の中で番組内での中山さんの一番の名言(迷言?)は、
 「スーパードンキーコング」挑戦で無限1UPをやってる時の

 有野課長「これ何機まで増えるの?」
 中山さん「これは…無限です!」

 のやりとり。
 一言だけなんですけど、「いやコンピュータでカウントしてるんだから無限にはならんでしょ…」と思うとじわじわ来ます。
 (「キャッチコピーでつかまえて」で「このつっぱりが…」と言って武田アナに厳しくつっこまれてるシーンと迷いましたが)

ゲームセンターCX 作家岐部の挑戦

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(11:26)

2019年04月14日

今回はレトロゲーム系のイベントに行った時の話を。

約1年前の話になるが、昨年5月、中野駅近くのセレクトショップ「METEOR」で開催された「わたしのファミカセ展 2018」に行ってきた。
(2005年から毎年開催されているとのこと。3年前に開催された時に行った話はこちら)

 「わたしのファミカセ展 2016」へ(JR中央線・中野・METEOR)
 http://tama-game-retro.blog.jp/archives/60292945.html

※今年は10連休初日の2019/04/27~05/26まで開催とのこと。
 なお、お店が中野から西荻窪に移転されたようなのでご注意を。

 (公式)わたしのファミカセ展 2019 - My Famicase Exhibition 2019
 http://famicase.com/
 西荻窪・店舗   Map - METEOR
 https://super-meteor.com/?mode=f1

※博多土産の定番の煎餅(のおまけのお面)をテーマにしたこんな作品もあったりとこの年もバラエティ豊かな作品が集まっていた。
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というわけで会場へ。
今回もオリジナルのラベルやゲーム内容を考えてデザインされたファミコンカセットが多数展示されていた。
(ファミコンソフトが壁に並ぶのを見てると昨年末に行った「ファミコンの思い出展(名前入りカセット博物館)」を思い出す)

 「ファミコンの思い出展(名前入りカセット博物館)」へ
 http://tama-game-retro.blog.jp/archives/77934959.html

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さっそくネタ元の絵柄を見事に生かした「けっきょく北極大冒険」に目がいく。
(あのペンギンが激辛ジャンキーだったという裏設定に驚き。敵のアザラシも激辛ラーメンにやられてたり、氷の穴から魚でなく唐辛子が出てきたり…寒い場所で激辛を食べて身体を温めたくなるのはわかるが)

その後ろの「フラリーマン」は見慣れないオブジェが描かれてるが、これは神戸にある知る人ぞ知る「8時間労働発祥の地」の記念碑で、働き方改革のゲームという設定が面白い。
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絵柄勝負ではあのナムコの有名警察官がアウトローになってしまった「ヒッピー」も面白い。
(よく見るとちょっとラリった表情になってたり、左上のソフトナンバー部分を生かして「60's」と入れてるのも芸が細かい)
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社会問題と絡めた作品として、ドナーカードっぽいデザインの「ゲーム提供意思表示カセット」。
最近はオタクの遺品整理を請け負う中古ショップがあるらしいのでそれに見合った内容?
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初期のファミコンソフトっぽいシンプルな斜線のデザインを生かした「放送事故 -PLEASE WAIT-」に「溶接II」とシンプルな作品もあり。
(このラインの色合いはフジテレビの画面だろうか)
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だいぶ昔のゲームセンターCX「有野の挑戦」の最中に有野課長がつけていた博多名物のあのお面をデザインした「ファミカセンペイ」。
大きさ的にお面にするのにもちょうどいい?(重いけど)
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某コンビニに怒られそうな名前の「BIRI STOP(ビリストップ)」。
最近レアな存在になりつつあるお店だが巻き返しはあるのだろうか…。
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元ネタでは楽しく麻雀をやってたあの子が次に手を出したのは「ファミリーコックリさん」。
(どう考えてもファミリーでやるもんじゃないが…麻雀以上にハードルが高そう。一方、その下の「こめそうどう」は時代劇の中で普通にやってそうだが)
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当時放映間もない頃だったアニメにちなんだと思われる「バンデミミッミ」など時事ネタっぽい作品もちらほら。
公式グッズ?と思うほどのクオリティに、出オチでもよくぞ作ってくれたとじっくり絵柄を眺めてしまう。
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同じく時事ネタでは名前(の漢字)がよく似た2人の天才がテーマの「羽生vs羽生」。
(将棋とスケートでいったいどんな異次元バトルが繰り広げられるのだろうか…その後ろの、なぜか霊柩車とギャル幽霊が出てくる「ゴーストハスラーズ」もなかなか)
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なお、会場にアンケート用紙があって気に入った作品に投票できるのだが、2018年の一般投票の優勝作品はこちらの「インスタクエスト 承認欲求の神々」だったとのこと。
(3人のポーズと色合い、振りかざした自撮り棒など元ネタをしっかり生かした良デザイン。承認欲求も行き過ぎれば悪霊(昨今のユーチューバーの事件みたいな)になるという社会風刺も含んでたりするのだろうか…)
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といったところで以上。

元ネタのファミコンで遊んだ経験の多い方はもちろん、そうでない方も時事ネタを生かしたゲームアイディアなど見ていて十分楽しめると思うので、西東京の観光ついでに足を運ばれてみてはどうか。




(11:13)