2019年10月

2019年10月12日

今回は、レトロゲームに関する本を読んだ話などを。
(ついでに以前紹介した「GAME ON」などゲームイベントで見かけた電子ゲームの写真も入れ込んでみたい)

 レトロゲームからPSVRまで遊び放題・お台場「GAME ON」へ(3)

※ネオジオミニやアーケード1upを思わせる小型ゲーセン筐体型の電子ゲームも色々と紹介。
 当時は今よりゲームセンターへの憧れが強かったのかも…
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●「懐かしの電子ゲーム大博覧会」
ゲーム史の中で「テレビテニス(初期の家庭用テレビゲーム)」「スペースインベーダー」と同時期に始まった「電子ゲーム(LSIゲーム、LCDゲーム)」の歴史について、本体写真やゲーム内容の解説などを交えて紹介した一冊。

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任天堂、バンダイ、トミーなど、メーカー別に多数の電子ゲーム機が紹介されていて、各社ごとのゲームの特徴を追うのもまた一興。
(任天堂は1989年頃まで2画面式のゲームを出していて、あの「ゼルダの伝説」も電子ゲームで出ていたりと意外な作品も)

1980年代前半ということで、インベーダー風ゲーム「ミサイルベーダー」など、同時代のテレビゲームの名作タイトルを小型の電子ゲームに移植した作品が多数出ているのを見てると、いわゆる「無茶移植」(8ビットゲーム機の頃、高性能だったアーケードゲームを色々工夫して家庭用に移植したような)を見てるようで興味深い。

・「FLクレイジークライミング」(写真右)
 LCDで描かれたビルではあるが、アーケード版同様にしっかり2本のレバーで登れる。
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・「パックマン」(写真左)
  電子ゲームなのにレバー2本で2人同時プレイが可能(パックマンバトルロイヤルの先駆け?)。
 黄色い生き物はアメリカ風のパックマンらしい。
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・「スーパーギャラクシアン」 
 画面表示の制約のため敵の飛行ルートが2パターンくらいしかないが、本物をプレイしているような感覚になる出来の良さ。
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・「ドンキーコング」(写真左)。
 任天堂でなくコレコ社から出ていた。
 電子ゲームの画面でオリジナルの1面,4面を再現しているのは驚き。 
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他にも、「FLザクソン」「平安京エイリアン」「ムーンパトロール」など、アーケードゲームの電子ゲーム移植(?)が多数あったことが面白い。
連打勝負の「ハイパーオリンピック」も出ていたのはちょっと驚き。
(ボタンの耐久性が気になるところだが…2つのランボタンを交互連打する仕組みらしい)


そして同じく(?)1980年代ということで、「パクパクマン」「パックモンスター」「ハングリーパック」など、今なら版権問題になりそうなゲームが多数出ていたのも当時のおおらかさを思わせる。
(広告コピーは「『パワーエサ』を食べるPakPakMan」だったり、主人公の名前が「パック『ボーイ』」だったりとグレー感一杯。なお、タイトルが別名でもちゃんと本家に許可を得て出された品もあったりと奥が深い)

・「パックモンスター(Puck Monster)」
 本家パックマンに合わせてゲーム機は黄色。
 ゲームモード選択がスライドスイッチ式なのが電子ゲームあるある。
(PacでなくPuckなのも時代を感じる)
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・「マメゲーム」シリーズなどのパックマン
 (左の丸いやつ。三越のパックマンイベントにて撮影)

 歴代パックマンが勢揃い!「PAC‐MAN(TM)GINZA STYLE」

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海外版を含めると他の形のゲーム機も色々出てた模様。
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・「ゲキメツインベーダー」
 インベーダーも類似品色々。「撃滅」って言葉が物々しくてなんかいい。
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また、電子ゲームの形状も様々で、スタンダードと言ってもいい任天堂のゲーム&ウォッチ型、ドンキーコングなどの折り畳み2画面型の他、最近出た「ネオジオミニ」を思わせる小型ゲーセン筐体型、「バーチャルボーイ」「VR」の先取りのような立体視を使った双眼鏡型、一昔前の近未来SFを思わせる流線型フォルム(アタリ社のロゴみたいな)型、小型テーブルゲーム筐体型、さらにはゲームボーイを先取りしたかのようなカートリッジ交換型など、個性的なギミックも見ていて楽しく、ちょっと収集欲をそそられてしまう。
(「パックマン」は黄色い円形だったり…このへんはゲームセンターCXの企画コーナーでも紹介されていたが)

・世界初カートリッジ交換式LCDゲーム「マイクロビジョン」(写真右)
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・あのラルフベアが考案した「サイモン」 
(「バイトヘル2000」の「クサイモン」を思い出す)
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超・個性的なところでは、ガンダムのモビルスーツ型、革製の折りたたみカバーをつけたスマホのような手帳型、小さい画面と時刻調整ボタンで操作の腕時計型などもある。
「ゲーム&ウォッチ」のヒントになったのはサラリーマンがやっていた電卓遊びと言われるが、そこから派生した(?)電卓型ゲーム(横長の小さな画面でプレイするボクシング風のゲーム)も紹介。


横井軍平さんが製造に携わった「コンピュータマージャン・役満」(初代ゲームボーイのロンチタイトルにもなっていた麻雀ゲーム。鬼の強さの役満仙人)や、高橋名人でおなじみ「シュウォッチ(シューティングウォッチ)」も電子ゲームの1つとして紹介されていた。
(ついでにシュウォッチの2代目、続編のSFCコントローラ型のやつも)

シューティングウォッチ

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世界初のLSIゲーム「オートレース」(縦画面レースゲーム。LEDの線で車を表現した)、世界初の音声認識LSIゲームらしい「ノックアウトボクシング」などもあり、しっかりとゲームの歴史を追える。


さらには当時の電子ゲームのCM映像の画面カット、広告カットも一部収録。
当時の有名タレントを使ったCMがあったほか、あの長寿マンガ「こち亀」の両さんが出てきて電子ゲーム「レースンチェイス」の宣伝をしたという驚きのコラボもあったらしい。


あとは90年代後半に出てきた電子ゲームとして、たまごっち、ミニテトリン(正式名称は「テトリン55」「テトリスJr」らしい)、デジモン、ポケットピカチュウなどもあり、電子ゲーム世代より若い方でも懐かしいと思わせる品も多数紹介。

テトリスJr.2 LT-02



つい最近、秋葉原でミニテトリンの子孫のようなゲーム(GAME POKE UNLIMITED)が売られてるのを見かけた。
DSを思わせる折り畳み型でゲームボーイミクロ以上に小さくなっていて更なる進化を遂げていたのが衝撃…。
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ということで、昭和の電子ゲームの世界に浸りたい方にはもちろん、ゲームセンターCXつながりで言えば過去のミニコーナー「ゲーム&ウオッチ・ほっ時計ないよ」で電子ゲームに興味を持たれた方などにオススメの一冊かと思う。


 

(10:41)