2017年09月

2017年09月30日

今回は、レトロゲームの話題を当時のゲーム雑誌の広告などから軽く読み解いてみる。
(先日は1997年の雑誌について紹介したが、今回は1993年のゲーム雑誌から。スーファミ・メガドライブ・PCエンジンの三つ巴の争いが盛り上がっていた頃)

 1997年のゲーム雑誌から見るレトロゲーム情勢
 http://tama-game-retro.blog.jp/archives/67550029.html

※初代ゲームボーイの「カービィのピンボール」が新作だった頃。
 雑誌の裏表紙はいつも任天堂の指定席だった気がする。
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●表紙裏:コナミ「タートルズ・ミュータントウォーリアーズ」
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ベルトアクション、横スクロールアクションでおなじみのTMNT(タートルズ)だが、スーファミで格闘ゲームも出ていた。
(「ゲーム王国」で紹介されてた記憶がある。当時司会だった小猫師匠が先日お亡くなりになってしまったのが惜しい…)

また、広告の下の方には「必殺コマンドコントローラー」という格闘ゲーム向けのハイテクコントローラーも。
(必殺技のコマンド操作をマクロで登録して、追加されたボタンで発動できるやつだった気がする)


●特集:「ロマンシングサガ2」
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年末に発売の迫る「ロマサガ2」の広告、そして特集ページがあった。
(BGM作曲担当の伊藤賢治さんの写真入りインタビューもあり、最近はサングラスをかけた姿をよく見るが、24年前は丸眼鏡をかけていた模様)


●業界ニュース
FFのアニメ(OVA)製作のニュースがあった。
(FF5と微妙につながってる世界観という設定)
2001年頃には「FF Unlimited」という週アニメも地上波でやってたような気がするが、制作費が話題になったCG映画以外にもいろいろな挑戦があったんだなと思い出す。


●売り上げランキング
年末商戦前の11月のデータということで、目玉タイトルが出ない週だったせいか「トルネコ」「ウイニングポスト」など少し前の発売タイトルが並ぶ。
「パチスロラブストーリー」という謎タイトルが3位だった。
(パチンコゲームが多数出ていた時代? いまではサッカー・競馬と並ぶSFCの100円コーナーの常連な感がある)

また、発売前の期待度ランキングでは発売間近の「ロマサガ2」「ファイアーエムブレム・紋章の謎」が上位。
他にメガドライブ「バーチャレーシング」、PCエンジン「イース4」などもあり、任天堂・セガ・NECの三つ巴の争い。

さらに、ゲーセンの稼動ランキングではトップが「リッジレーサー」で、ポリゴン全盛期の前夜という感じ。
それに続くのは「スーパースト2」「飢狼伝説スペシャル」で、「バーチャファイター」の前で2D格闘ゲームも強い。
(いまや初代「リッジレーサー」もなかなかレアな筐体に。写真は以前紹介の千葉・BTTAにて撮影)

 レトロゲーセン巡り・八千代台「BTTA(バックトゥザアーケード)」(再々訪)
 http://tama-game-retro.blog.jp/archives/71692149.html

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●特集:「PCエンジンギャルゲーム総まくり」
「トップ(by有野課長・「オホーツクに消ゆ」回にて)」が普通に描かれてるゲームを写真入りで紹介する過激なコーナー。

さらに「ハッカー特集」として「ボディコンクエスト2」「ハイレグファンタジー」などの(この界隈では)有名タイトルも豊富に並んでいたのがいい時代(?)だったと実感。
(当然だがここで写真は出せないので、読みたい方は国会図書館へ)
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●クロスレビュー
12月間近のクリスマス商戦前ということでスーファミからゲームボーイまでタイトル数が多い。
当時は3点など低い点数がわりと多いのが印象的。

期待の「ロマサガ2」は26点/40点(8576)と意外と低め。

「有野の挑戦」での挑戦タイトルも何本か出ていて、「すーぱーぷよぷよ」は26点(7577)。
「夢見館の物語」は32点(8789)とまさかのスクウェア超えでセガにしては健闘していた。

なお、この週の最低点数は「なかよしといっしょ(FC)」で14点(4343)だった。
(キャラクター物ゲームが当たりハズレが激しい(ハズレが多い)のは昔から変わらない?)


●ワンダーメガ
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コードレスパッドが特徴的なメガドライブ・メガCDの一体型「ワンダーメガ(ビクター)」の広告。
右の方には、「ナイトトラップ」など当時のメガCDの話題作の広告もあった。
(「夢見館」と並ぶメガCDの名作としてこれも有野課長に挑戦してほしいタイトルだが、ボリューム不足か版権上の問題? あるいは続編の「ダブルスイッチ」でも…)


●カルチャーブレーンの大型広告(夢之助氏)
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4ページも使ったカルチャーブレーンの大型広告記事があった。
内容はあの有名クリエイター・夢之助氏といとうせいこう氏(メガドライブミニのCMにも出てたが…お若い)の豪華対談で、紹介タイトルは「ファーストクイーンオルニック戦記」。
(これも「スーチャイ」と前後してゲーム王国で紹介されてた記憶がある)

広告の最後には「夢之助の海外超人気作品」ということで「SFX」「シェラザード」などの説明も。
(「超人ウルトラベースボール」もあり、自ら「超」と付けてるだけのことはある)
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●「'93 ハドソン冬のドンドンツキツキダブルプレゼント」
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ゲームショップとタイアップしたキャンペーンで、「新桃太郎伝説」「イース4」など当時の話題タイトルのグッズが当たる物だった模様。
(「デジメーション 新桃太郎伝説」が当るらしいが、どんな内容だったのか気になるところ)


●新着情報
これまた有野課長の挑戦タイトル「バトルトード」のゲームギア版の記事が出ていた。
(ファミコンでも出てたので性能的にはOKなのだろうが、携帯機でも出せる移植技術にただただすごいの一言)


●裏表紙裏・広告1「ヒューマングランプリ2」
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ヒューマンの顔、F1ゲーム(ヒューマングランプリ2)の広告。
(「F1専門誌・F1速報推薦」とあり当時のF1レースゲームの中ではだいぶリアル志向の名作)

市街地(ここはモナコ、モンテカルロ?)の中を並んで走る1993年の有名ドライバーが描かれているが、先頭にカーナンバー0番のデーモンヒル(おそらく)と5番のシューマッハが描かれてるのが、翌年1994年の対決を予言しているようで面白い。

※なお、1993年のワールドチャンピォンは2番のアラン・プロストなのだが、なぜか2列目に描かれている。
 また、マクラーレンのアイルトン・セナは描かれてない様子。
 (セナの黄色いヘルメットが見当たらない。右に描かれてるマクラーレンは多分マイケルアンドレッティ?)
 1993年の開幕前、セナが参戦するか不明だった時点の情報で描かれたのかもしれない。


●裏表紙裏・広告2:「すーぱーぷよぷよ」
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またまた有野課長の挑戦タイトル「すーぱーぷよぷよ」の広告。
裏表紙裏で見開き2ページを使っていて、結構広告に力を入れている印象。
仁井谷社長(当時)の攻めの姿勢?と思ったが、スーファミ版はバンプレストからの発売だったと思うので広告については無関係かもしれない。


●裏表紙広告:「カービィのピンボール」
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当時のゲーム雑誌の裏表紙は任天堂の指定席という印象。
(一時期、マリオカートの最速タイムが書かれてた気がする)



といったところで以上。

最近はニコ生でも「昔のファミ通を読む」といった番組を毎週やってるので、当時のゲーム雑誌に興味のある方は見てみるのもいいかもしれない。
(以下は一例。「ぼくらのファミ通」の番組では、ゲームプレイの後に当時の編集者・水ピン氏が昔のファミ通を紹介するコーナーがある)

 【前半無料】20年前の『週刊ファミ通』を読もう【1997年9月号】
 http://live.nicovideo.jp/gate/lv306998209
 つぎのレトロゲーム相談会【ぼくらのファミ通・レトロゲーム編】
 http://live.nicovideo.jp/gate/lv307027982




(10:59)

2017年09月23日

今回行ったのは群馬県藤岡市のセガのゲーセン。
JR八高線・北藤岡駅から歩いて5分ほどの国道17号沿いにある。
(「セガのゲーセン」という言い方なのは看板が見当たらず正式な店名が不明だったため。
 ぐぐったところ、同じ住所で「アミューズセブンティーンセガ」という名前があった)

 アミューズセブンティーンセガ - ガンシューティングゲーム設置店まとめ
 https://www32.atwiki.jp/gunshooting_love/pages/251.html

行ったのは2016年8月。
(国道17号を挟んですぐ向かいにある懐かし自販機の名店「オレンジハット新町店」に行ったついでに立ち寄った)

 懐かし自販機ゲーセン巡り・北藤岡駅・オレンジハット新町店
 http://tama-game-retro.blog.jp/archives/66636322.html

※セガらしく「コラムスII」「テトリス」などの落ち物パズルゲームも豊富。
 その間には上海が陣取っていたりとゆっくりとドライブの気分転換にゲームするのにもってこいな雰囲気。

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こちらが外観。
「SEGA」の看板が付いたゲームセンター部分の隣に「大型コインランドリー」が併設されている。
(セガが営業するコインランドリーというわけではないと思われる。
 ゲーセン+コインランドリーの組合せはトラックドライバーのお供・オートパーラーっぽい雰囲気も感じる)

 懐かし自販機ゲーセン巡り・栗橋駅・オートパーラーまんぷく
 http://tama-game-retro.blog.jp/archives/65670844.html

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なお、駐車場の片隅にはコイン洗車場も併設されていた。
(右上の看板、大型コインランドリー・コイン洗車・ゲームという謎の取り合わせが新鮮)
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早速店内へ入るも、この日はたまたまコインランドリーの方で電気工事中だったため、一部の筐体に電源が入ってない状態。
(有野課長が熱海城で挑戦していた「タイトーチェイスHQ2」も電源が切れてて残念)
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それでも入店できただけで幸運と、遊べる台だけ遊んでいく。

台のラインナップは落ち物パズル・麻雀・上海と大人向けなゲームが多め。
(以前行った上野・御徒町の「ゲームインファースト」の雰囲気を思い出す。
 今流行のカードゲーム筐体や格闘ゲームやシューティングが並んでるよりはどこか落ち着いてて安心感があるが、歳のせいだろうか…)

 GCCXロケ地巡り(#160・御徒町駅「GAME INN FIRST」)
 http://tama-game-retro.blog.jp/archives/61440522.html

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コラムスII、テトリス、上海と20年前を思わせる台の並び。
昔を思い出しながらのんびりまったり時間をつぶすにはもってこいな感じ。
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上海風のゲームが3,4台あったが、同じ上海でも「スーパー上海ドラゴンズアイ」など特徴ある台も。
(「6人の美女達がお相手よ」と期待させてくれる「上海パラダイス」モードつき)
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麻雀ゲームの方は、やはりというか女性キャラが相手の2人打ち麻雀が主体。
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左は「新スーパーリアル麻雀シリーズ Hi☆Paiパラダイス2 ~温泉に行こうよ!~」。
(いちいち登場キャラのスリーサイズなども表示されたりと設定が細かい)

右はこの顔でピンと来た方もいるかもしれないが「G-taste麻雀」。
(オートパーラー上尾にもあった。
 しかしこの日はツキがなくおもわしい結果は出せず…(出せても画像は上げられないけど))

 GCCXロケ地巡り(#190・北上尾駅「オートパーラー上尾」)
 http://tama-game-retro.blog.jp/archives/32715894.html

なお、普通のレトロゲームとして、有野課長が挑戦していた「タントアール」(数少ないセガゲーセンらしさ?)に、「スノーブラザーズ」…
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「ズーキーパー」に「パロディウス」などがあった。
(パロディウスは電源が落ちててプレイできず…)
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ビデオゲームの並ぶ島から離れた一角には、異色のガンシューティング音楽ゲーム「ミュージックガンガン2」も。
(熱海城にもあったのを思い出す。普通のゲーセンでもあまり見かけないし、なにげにレア物?)

 GCCXロケ地巡り(#216・熱海駅「熱海城」(地下ゲーセン編))
 http://tama-game-retro.blog.jp/archives/68462036.html

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さらに、「ufoあらかると」「UFOキャッチャー21」などのプライズゲームも何台か並ぶ。
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景品は左にアニメグッズ、右にマルちゃん正麺とよく分からない組み合わせなのがまた面白い。
(子供も大人も楽しめる組み合わせかもしれないが…あのアームで5個入りパックが持ち上がるかは不明)
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といったところで以上。

向かいの「オレンジハット新町店」と似た雰囲気のゲーム機の並びが懐かしい感じなので、こちらもセットで味わっていって損はないと思う。
(国道17号沿いの懐かし自販機巡りついでで立ち寄るのもいいだろう)




(10:46)

2017年09月16日

今回は、先日の「熱海城」の続きの話を。

 (公式)熱海城_錦ヶ浦の山頂にそびえ立つ熱海城
 http://www.atamijyo.com/

先日は地下にある遊び放題レトロゲーセンの話(以下記事)だったが、今回はそれ以外の熱海城の遊びについて。
(地下でたっぷり遊んだ後、通常のお城見学の順路に従い、エレベーターで最上階に上がった)

 GCCXロケ地巡り(#216・「熱海城」(地下ゲーセン編))
 http://tama-game-retro.blog.jp/archives/68462036.html

※番組に出てた年季の入ったパチンコ風の台「JUMBO」なども稼動中だった。
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●6F:展望台とゲーム機
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お城といえば天守閣からの絶景。
というわけで、最上階からはお殿様気分で熱海の温泉街と相模湾をぐるりと見渡せる眺めが楽しめる。
(ただ、1月でただでさえ寒いのに風が強かったので、写真だけ撮ってさっさと中へ避難した)

そしてここにも、「たまゲー」オンエア時に有野課長がプレイしていたゲーム機が稼動している。
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左はパチンコ風の「タイム80」(板橋本町の「駄菓子屋ゲーム博物館」にもあった)。

 GCCXロケ地巡り(#83・板橋本町駅「駄菓子屋ゲーム博物館」)
 http://tama-game-retro.blog.jp/archives/68730029.html

制限時間内なら何発でも玉を撃つことができ、一定点数を取れば景品が出る仕組み。
(課長もコメントしていたが、特にBGMなどはなく、機械音だけが響く中で静かに遊ぶことができた)

右はやや縦長のパチンコ風の台「JUMBO」。
(得点の「点」が旧字体?なのが時代を感じる)

オンエア時、台に貼られていた注意書きの文字が消えて「…ですから…を…」となってたのを課長にイジられていたが、この時はちゃんと字が直されていた。
(「きけんですからガラスをたたかないでください」とのこと。お城のスタッフさんも番組を見ていたのかもしれない)
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有野課長がやっていたように玉を高速で早打ちしたりと色々試してみたが、17点が最高で景品の出る20点には届かず。
(この惜しいところで終わっちゃって「次こそいける。もう1回…」と思わせるのがクギ師の上手さなのかもしれない)

なお、他には神社のおみくじ風の結果が出る占い機や…
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中指を入れて心拍数やストレスを計測してくれる機械があった。
(「心拍数・ストレスコンピューターチェック・元気くん」という台。
 城の最上階で測るものなのかはさておき、懐かしいマシンではある)
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●1F:昔の遊び体験
もう1つ、課長が遊んでいたのが1Fにある昔のおもちゃ。

まずは「だるま落とし」。
(通常サイズのほか、「相撲取り用・巨大だるま落し」もあった)
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続いて、課長が何度かトライして成功させていた「ほら貝吹き」。
(自分も挑戦してみたが、残念ながら成功せず)
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さらに、その後ろにはオンエア時に課長の横で笑い転げていたネコの人形「笑う!猫田課長」があった。
(音に反応して笑い転げる人形。名前を知っていたら「課長」つながりな点でイジられていたかも?)
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※なお、最上階から1階まで城を見ても次のバスまで時間があったので、ギリギリまで地下ゲーセンで遊んだ模様。
 (というか、地下ゲーセンのことが気になり他のフロアは急ぎ足で見ていたかもしれない。まるで子供…)


●beatmania THE FINAL
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以前「熱海ロープウェイ」にもあった5鍵ビーマニ台。
この時はロープウェイの方にはなかったので、譲渡されたのかも?(すぐ隣だし)

 GCCXロケ地巡り(#218・熱海駅「アタミロープウェイ」)
 http://tama-game-retro.blog.jp/archives/69295871.html


●ミライダガッキ
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コナミの太鼓系(?)音楽ゲーム。
2本のスティックを使って横に4つ並んだドラムを音楽に合わせて叩くゲームで、ドラムマニアの簡易版という感じ。

曲の途中にスティックをクロスさせるなどしてポーズを決めるポイントがあるのだが、そのポーズを筐体側が自動で撮影し、ゲームクリア画面でフォトパネル風に表示するというインスタ映え向け(?)の機能もあるのが特徴的。
(写真の通り、一応デフォルトで顔は隠れるらしい)


●スーパーリアル麻雀P6(VI)
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温泉街といえばお色気スポット(?)、のせいかわからないが、レトロゲーセンの定番・2人打ち麻雀ゲームもあった。
(「オートパーラー上尾」など過去のロケや最近のたまゲーでも麻雀ゲームが結構出てるし…フロアの片隅に1台だけというのがまた趣深い感じだった。なお、城のそばにはお色気スポットの元祖「熱海秘宝館」もある)

 GCCXロケ地巡り(#190・北上尾駅「オートパーラー上尾」)
 http://tama-game-retro.blog.jp/archives/32715894.html

有名シリーズの「スーパーリアル麻雀」の6作目。
女の子の絵がアニメ「エヴァンゲリオン」ぽいというのが当時ゲームを見た記憶だったが、リリースがアニメをやっていたのと同時期の1996年だったらしい。
(当時はまだ麻雀を知らなかったのでプレイはせず。知ってても他のゲームをやるのに手一杯でそっちにお金は出せなかったと思うが、良かったのか悪かったのか…)

なお、上の写真の通り、自分の持ち点がほとんどなかったのでとにかく早アガリ狙いで打ったところ、セーター1枚だけ脱がせることができた。
(しかし次局はあっさり敗北。先が長そうだったのとバスの時間が来たのでコンティニューはせず)
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スーパーリアル麻雀PVI (ゲーメストムック Vol. 36)

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といったところで以上。

ゲーム以外にも地上と地下、そして未紹介の2F~5F含め見どころの多いお城なので、首都圏からの小旅行で熱海へ行った時などの観光コースに入れるのにいいかと思う。
(青春18きっぷシーズンは終わってしまったが、同じ乗り放題切符の「北海道&東日本パス」はまだ利用可能なので東北・関東旅行ついでに行くのにもいいかもしれない)

 


(11:15)

2017年09月08日

今回はレトロゲーム系のイベントに行った時の話を。

先日、東京・銀座三越で開催された「PAC‐MAN(TM) GINZA STYLE」に行ってきた。
(8月のお盆中、10日間ほどの短期間の開催だった)

 PAC-MAN GINZA STYLE _ 銀座三越 _ 三越 店舗情報
 http://mitsukoshi.mistore.jp/store/ginza/event/pacman/index.html

※アーケード版のパックランドなど貴重な筐体も。
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※「パックマンジュニア」など貴重な筐体も多数並んでいて、三越の本気を見せつけられた感があるイベントだった。
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※このように銀座の交差点角にもパックマンの姿がお目見え。
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これは有名なレトロゲーム「パックマン」をテーマにしたイベント。
(銀座三越でのパックマンのイベントは、5月のパックマンの誕生日前後に行われたイベントに続く開催となる。
 GCCXとの縁で言うと、初期シーズンで有野課長(当時は主任)が開発者の岩谷氏にインタビューしていたことでおなじみ)

 パックマン生誕37周年イベント「PAC-MAN meets Ginza Mitsukoshi」
 http://www.4gamer.net/games/999/G999905/20170516098/

会場の銀座三越・9階へ上がると、エスカレーター前でさっそくパックマンがお出迎え。
(床面の「READY!」の文字もゲーム開始時を思わせるいい演出)
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まずはパックマングッズが並ぶ物販コーナー。
Tシャツや小物類など多岐にわたる。
(そしてここの床にも、エサを食べるパックマンとモンスターが描かれていて雰囲気づくりが素晴らしい)
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その横にはパックマンの電子ゲームやボードゲームなど昔発売されていたグッズ類の展示などもあり、貴重な商品の数々に驚き。
(以前紹介の「あそぶ!ゲーム展」を思い出す。左下の方にはパックマンデザインのハブラシなんかも並ぶ)

 GCCXロケ地巡り(#210・川口駅「あそぶ!ゲーム展」)(後編)
 http://tama-game-retro.blog.jp/archives/52676421.html

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さらに、グッズ類のそばにはパックマンのアップライト筐体の説明書や基盤の展示もあったりとちょっとしたミュージアム並みで、三越の本気度が伝わってくる。
(「PAC MAN」でなく「PUCK MAN」なのが当時風? 「GAME ON」にあった筐体を思い出す)

 ポンからPSVRまで遊び放題・お台場「GAME ON」へ(1)
 http://tama-game-retro.blog.jp/archives/58012894.html

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物販コーナーの横にはパックマンのイラストで包まれた軽食コーナー。
さりげなく「パックマンバトルロイヤル」筐体が置かれているのもいい感じ。
(ただ、スタンプラリーに参加しないとこれはプレイ不可能らしく、この日は時間がなくプレイできなかった)
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その隣にはフォトスポット。
パックマン一家(?)やモンスターたちと一緒に撮影可能。
(最近のモンスターは帽子をかぶってたり髪型があったりと、見た目も個性的になった模様)
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そしてその先にあったのが歴代パックマンの試遊台コーナー。
まずは初代「パックマン」に「ミズパックマン」。
(おなじみのパックマンとは似ても似つかない感じのアメコミ風のイラストが印象的。
 「GAME ON」にあった筐体とはまた別?)
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続いて「スーパーパックマン」。
カギを取って小部屋のシャッターを開けて中のエサを取ったり、ターボボタンでパックマンが加速する要素が加わっている。
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斬新な画面スクロール要素が加わった「パックマンジュニア」。
(後の「パックマニア」につながる? あと、台の側面に描かれた黄色い生物(?)は初期のパックマンの姿なのだろうか…)
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左右操作がレバーでなくボタンという操作感が新鮮な名作、「パックランド」。
(左右に動くアクションということで人気だったせいか、おなじみのBGMが鳴り止まなかったのが印象的。よく見ると天井の提灯がパックマンやモンスターの柄でさながらパックマン祭りといった雰囲気)
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そして大画面でプレイできる「WORLD'S LARGEST PAC-MAN」(世界最大パックマン?)と、よりどりみどりでパックマンを楽しめた。
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さらになぜか「ガンバァール」と「パックマンズアーケードパーティ」も並んでいた。
(ナムコの懐かしいガンシューと、パックマンやギャラガなど昔の名作が選択プレイできる最近の筐体)
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といったところで以上。

筐体の充実ぶりはただただ驚愕の一言で、まさに三越様様。
(テーマがゲームでもここまで充実した空間を作り上げる所に三越の本気を見た気がする。
 どういったルートでゲーム筐体を揃えたのか気になるところだが…)

この流れで他のゲームでもこの手のイベントが開催されることを期待したいところである。
(先日は日本橋三越で「艦隊これくしょん」のセールも開催されていたようだし)



 



(23:46)

2017年09月02日

今回はゲームセンターでなくGCCXの関連本を読んだ話を。

「ゲームセンターCX」の番組をテーマにした本は以下の5冊が出ている。
(Amazonで検索した限り。「CONTINUE」での特集記事などは除く)

・「ゲームセンター『CX』」
・「ゲームセンターCX 2」
・「ゲームセンターCX 3」
・「ゲームセンターCX COMPLETE」
・「ゲームセンターCX V」

今回はその中で「ゲームセンターCX 3」を読んだので、その感想などを書いてみる。
(1,2冊目はレビューを見ると「ほぼ番組内容の書き起こし」らしいので、とりあえず後回しで…)


この3冊目では、「たまゲーロケ密着」「ロケ地巡礼」レポートや番組ネタを使ったマンガ、「最北端ゲーム紀行秘話」などが加わり、「番組内容の書き起こし(丸写し)」が主体だった1,2冊目と比べるとだいぶバラエティに富んだ内容となっている。

以下、章ごとに簡単な感想など。


■有野課長の休日
 課長の自宅にある「ゲーム部屋」の写真を初公開。
 全ハードが整然と揃ってる様子やコンセントタップにそれぞれハード名を記したりと課長のマメな一面も見えたり、なかなか新鮮。


■たまゲーロケ密着
 「たまゲー」ロケの様子を舞台裏の写真を交えて紹介。
 狭いゲーセンで撮影を行うスタッフの皆さんやハンディカムを構える菅Pの姿など、オンエアには写らない苦労が伝わってきて興味深い。
 (有野課長以下十数人でのロケ後の勢ぞろいの記念写真もあったりして、懐かしい顔ぶれも)

※本の内容は写せないので、レポートされてるロケ地の1つ、相模湖周辺の写真を。
 (2015年に自分が行ったときのもの。詳細は以下記事)

 GCCXロケ地巡り(前編)(#16・相模湖「勝瀬観光」など)
 http://tama-game-retro.blog.jp/archives/41383495.html
 GCCXロケ地巡り(後編)(#16・相模湖「富士スポーツランド」など)
 http://tama-game-retro.blog.jp/archives/42057940.html

「おしゃべりオーム」とよく似たゲーム「ドリームチャンス」。
(回転する光をボタンで止めて、上下左右の赤い当たりマスで止めれば景品ゲットと思われる)
隣にはナムコの懐かしいガンシュー「スティールガンナー2」がさりげなく稼動していた。
(子供向けゲームと大人向けゲームが隣り合わせなこの台の並び、なんか好き)
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他のゲーセンでもよく課長がプレイしている「ファイナルハロン」。
実際に筐体に乗ってみると、馬の上からの視点って意外と高くて独特の迫力がある。
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有野課長がプレイ中、コインが詰まって店員さんを呼ぶハプニングとなった10円ゲーム「メロディーショット」。
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既存のパチ台をゲームセンター用にアレンジした「ドラゴンフィーバー7」。
中身は昔懐かしい「大工の源さん」。
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スマートボール。
一見同じ台と思いきや、左右の台を見比べると中央の「=連勝=」の仕掛けが微妙に違ってたりと色々バージョンがある模様。
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 さらに、第6シーズンまでのロケ地ということで「西東京・妙法湯のんびり温泉」「ゲームBig」など、現在は閉店してしまったお店のロケ地の写真も(オンエアに写らないカットも)多数収録されていて資料的価値も高そう。

※「妙法湯」にあった台の1つ「Time80」。
 「Time80」は板橋本町の「駄菓子屋ゲーム博物館」などでもプレイ可能だった。
 (写真は2015年に博物館で撮影したもの)

 #GCCX ロケ地巡り・「駄菓子屋ゲーム博物館」(#83)(追記)
 http://tama-game-retro.blog.jp/archives/68730029.html

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■「最北端ゲーム紀行」秘話
 有野課長の育児休暇を利用して北海道で撮影された「最北端ゲーム紀行」の振り返り。
 オンエア外でのエピソードや企画にあたっての理念などについて菅Pへのインタビューを交えてまとめられていて読み応え十分。
 (以下のように番組中のカットを交えて読むとオンエア映像が思い浮かぶ。
  宗谷岬、稚内駅での有野課長ご一行の記念写真も収録。かれこれ10年前のことだとおもうと、皆様お若く見える)
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※ロケ地の1つ、ホテル「北の京 芦別」でプレイしていた「スペースハリアー」。
 都内だと高田馬場の「ゲーセン・ミカド」などでプレイ可能。
 (写真は2017/07にゲーセン・ミカドで撮影。
  隣は「アウトラン」…と思いきや中身が「ターボアウトラン」に変わっていた)

 GCCXロケ地巡り(再々訪)(#104・「ゲーセン・ミカド」)
 http://tama-game-retro.blog.jp/archives/66794075.html

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■ゲームセンターCX大百科
 第5シーズンまでに出てきた登場スタッフや名言、番組コーナーや挑戦ゲームなどをアイウエオ順にまとめたもの。
 (最初は「秋田くん(スーパーマリオ2の助っ人中学生)」、最後は「わあ、宇宙や!(アストロロボササ)」まで)
 以下のように、多数の番組中のカットの他、「GCCX興行株券」などのレアアイテムの写真やオンエアには出ない後日談なども交えた説明が読みやすく、じっくり読み込める。

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※紹介されている「有野の挑戦」ゲームの1つ「アトランチスの謎」。
 たまたま実家にあったので、有野課長と同じクリアルート(無敵スターを取ったあとに100面へ)で久々にクリアに挑戦した。

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■マンガ
 村上サトム先生、サダタロー先生(4コママンガ)、村上ゆみこ先生(「ゲームセンターCXができるまで」。26Pの大ボリューム)のマンガが収録されている。
 (オンエア内で課長が何度か言っていた「マンガ化、待ってます」がついに実現したという感じ)

 サダタロー先生はつい最近のコラボ企画「ナゾトクアーガの塔」や秋葉原イベント用ポスターなどのイラストでもおなじみ。
 「ゲームセンターCXができるまで」の方はソフト選択~ロケハン~挑戦~編集と番組制作の一連の流れがきっちり描かれていて、番組の全体像を掴むのにもってこい。
 (Dが笹野さん、ADが浦川さん・井上さんだった頃でレジェンドAD好きにはたまらない?)

 また、オンエアにあまり出てこない「誰?!」の人(演出・藤本氏)やAP飯田さんなどもしっかり出てくるのが個人的には良かった。
 (なお、「幻のAD」扱いらしい山田さんはいませんでした…)


といったところで以上。
(書き忘れていたが、前書きは有野課長、後書きは菅P)

今では再放送やDVDで見る機会の多い初期シーズン(第5,6シーズンまで)の話が主体だが、番組カットや裏話などを読んでると、本の随所から当時を身近に感じられる一冊となっている。
(特に「たまゲー」のレポートは相模湖以外の4店は閉店してしまっているのでかなり貴重といえるだろう)

最近GCCXファンになったばかりの方も初期シーズンからのファンの方も、今読んでも十分楽しめる一冊かと思う。
(番組ファンのコレクターズアイテムの他、レトロゲーセン好きな方の資料としても良さそう)

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